HUGO BOSSの動物への配慮

2015年、ドイツ発のラグジュアリーブランド、HUGO BOSSが公表したサステナビリティレポートに、2016秋冬コレクションからリアルファーを利用しないということが明記された。
2016年からはラクーンドッグやラビットを含めた全ての毛皮を廃止する。

もちろんこのエシカルで素晴らしいニュースの裏側には動物福祉・権利団体の粘り強い交渉があった。
アニマルライツセンターも参加している毛皮に反対する国際連盟=FUR FREE ALIANCEがキャンペーンの立ち上げや、交渉を続けた結果だった。

HUGO BOSSはさらに、このレポートの「アニマルウェルフェア」の記載の中で、
・すべての地域からのアンゴラウールの調達を行わないこと
・すでに、ミュールシングをしたウールをニットには使用していないこと
・将来的に、ニットの調達先の、動物への配慮の透明性を高めること
・2020年までにミュールシングフリーのウールの割合を、ウール製の製品において90%まで高めること
・2016年秋冬コレクションまでに、ライブピックングされた(生きたまま羽毛を引き抜く残酷な方法)羽毛を廃止すること
・2016年秋冬コレクションまでに、強制給餌された鳥(フォアグラなどの脂肪質の鳥の肝臓の生産のために犠牲になる鳥)の羽毛を廃止すること
・絶滅の危機にあるすべての動物を素材として利用しないこと
を約束している。

また、フェイクファーを「フレンドリーファー」、合皮を「フレンドリーレザー」と呼び、これらの使用や、新しい上質な素材を見つけていくことも記載している。

アパレル企業として、自身の商品に使われる動物たち、その苦しみを少しでもなくしていき、その思いやりのある決断を広げていこうとするHUGO BOSS。

アパレル業界にも、地球を思い、動物を思い、次の世代を思う、新しい風が吹き込んできた。

BOSS Fundamentals – the perfect capsule wardrobe #boss #hugoboss pic.twitter.com/MMDqTCZseO
— HUGO BOSS (@HUGOBOSS) 2015, 7月 2
https://twitter.com/HUGOBOSS/status/616492841469124608/photo/1

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