【レシピ】赤紫蘇ジュース

ムッシン ムッシンとした 夏がやってきましたね!
この時期になると それに合わせるように ハーブ類が 元気に グウーンと成長してきます。
バジル、オレガノ、タイム、ローズマリー、ミント、レモンバームなど 家庭菜園で育てたり お料理に利用したりする方も 多いのではないでしょうか。
私も 夏の間は お料理に合わせて こんなハーブたちを 使いたくなります。

でも なんといっても 和風味料理に合うハーブは 紫蘇(しそ)の葉です。
この時期になると 種なんか蒔いていないのに 私の庭でも近所でも 紫蘇たちは あっちこっちに その姿を現してきます。

野草化しているので 虫さんのごちそうにもなっています。

赤しその上に見える緑色のものは バッタちゃんです!

紫蘇は 昔から日本にあるハーブですから 日本の風土に合っていて とてもパワフルなんですね。

一足早く仕込んだ梅の塩漬けも 梅酢の中にどっぷり浸りながら 「そろそろ 赤紫蘇ちゃんを連れて来てよ~!」と 言っているように見えます。 
そんな要望を後回しにして 今回は 今年最初の赤紫蘇で 赤紫蘇ジュースを 作りました。

赤紫蘇ジュースは この時期になると ネットやYouTubeでも たくさん上がってきます。
材料は どれも 似通っているのですが 今日は 私好みの材料で作る くりな風しそジュースをご紹介します。 

味と色へのアクセント付けには たいてい 皆さん クエン酸か酢を 使っていらっしゃいます。
そして甘みを補うのには 白砂糖を使っています。
でも 私は 白い粉末のクエン酸を料理に入れたくないし 酢を飲むと 胃をこわしてしまいます。 
酢の味がすると 飲んだ時においしい!とも 感じられません。
ですから 酸味を補うのに この二つではないものを 使っています。

それが何なのかは レシピを見てくださいね。

栄養学的には 赤紫蘇の栄養素と酢の栄養素の組み合わせは すばらしいようです。
でも 今回の食材に限ったことではありませんが いくら栄養価が高くて体にいいと言われている物でも それが ほんとうにいいものなのかは 定かではありません。 
ひとりひとりの顔や好みが違うように ひとりひとりの身体も異なります。 
ある人にとっては いいものも ある人にとっては 決していいものではないことは あって当然です。

栄養素の事や巷の情報を妄信すると それで安心してしまい 自分の体に耳を傾けるということを 怠りがちになります。 
私も 栄養学や体の仕組みには とても興味があります。 
ですから そんな情報は すぐ目に留まり 読んだり見たりしています。 
でも それらは 頭の隅に置くくらいにしています。 
なによりも 自分がどう感じるかという自分の感覚と 自分の身体がどう反応するかという結果を 見極める方が 大事だなあと実感していますから、、、。 

実は 食事に関しては それ以上に 大事なことがあります。

今の時代は 何の食材が使われ その食材が どこで どのようにして作られ そして どのようにして 私たちの手元に届くかが 見えない世の中です。 
スーパーやコンビニなどでは どこで どうやって作られたのかわからない食糧で溢れかえっています。 そして 毎日のように そんな食べ物を食べるのが当たり前になってしまっています。

そのような事実を知ることは とても大事なことなのに ちっとも大事なことだと 認識されていません。 
ですから こういったことが 学校で 子供たちに ちゃんと教えられることもありません。
栄養について あるいは 健康になるための食事について学ぶ以前に 自分が食べる食材がどのようにして自分の食事になっているかということを 子供の時から しっかり学ぶことが 必要です。
(かいつまんでとか 大事な部分をカットしたりとかせずに 「しっかり」というところがポイントです。)  

食とは 人間の生命維持や健康のためだけのものではなくて 持続可能な環境作り、そして 思いやりある人間を育てること、より多くの人が生きやすい優しい社会を作ることにも 大きく結びついています。
食事という小さな行為、でも全員に不可欠な行為を 見直すことによって この世の中は うんといいものに変えられるのになあと 私は思っています。

酢を飲むことが私には合わないという話から 話が 膨れ上がってしまいましたが レシピに移りますね。  
とっても爽やかで おいしいジュースです。 
そして簡単です。 
是非 作ってみてください!  

赤しそジュース

最後に加える酸は レモン汁を使用しています。 
そして 飲むときに できあがった赤しそジュースに搾りたての夏みかんの汁を加えます。 
そうすると 夏みかん独特の酸味と香りが加わって いっそう おいしくなります!
(でも レモンの味が効いていますから 夏みかんが手元にない場合は 省略しても結構です。)

甘味は 一般的な上白糖ではなくて てんさい糖を使い その量も少なめにしています。 
白いお砂糖を使うと ジュースの色が 明るめになって よりきれいに見えるかもしれません。
そうしたい場合は 上白糖や一般的なグラニュー糖ではなくて ビートグラニュー糖を 使うことをお勧めします。 ビートグラニュー糖だったら 身体への負担が少なめですし 原料も製造も日本、そして 100%ビーガンです。

材料

赤しその葉 葉の部分だけで100g
水500g
てんさい糖 100g
レモン汁 60g  *生のレモンを搾った方がおいしいけれど 瓶詰めでもOK.
夏ミカン 適量

作り方

1.赤しその葉は 洗ってから ざるにあげて 水を切っておく。 

2.鍋に水を沸騰させる。 そこに 赤しその葉を入れる。 そして 再び沸騰してから 5分ほど煮だす。 
*葉の量が多いので 菜箸で 水の中に押してあげるといいです。

葉の量が多いので見えませんが シソの葉の下にお湯が入っています。

3.ざるで濾す。  葉に残っている水分は 絞り出す。

熱いので 上に小さめのボールを置いて それをギュッと押します。 
大きめのスプーンやすりこ木で押し付けるのでもいいです

4.汁を再び 鍋に戻して てんさい糖を加え 火にかける。 てんさい糖が溶けたら 火を止める。

5.アクが出てきたら 取り除く。

6.レモンを搾る。 そして 粗熱が取れた赤しその汁に加える。

レモン汁を入れる前

レモン汁を入れた後、 色がさっと明るくなります。

7.瓶に入れて 冷蔵庫で保存する。 

8.飲む際は 搾りたての甘夏を加える。 量はお好みの甘さ、酸味に合わせて調整する。

赤紫蘇ジュースの応用編

炭酸で割ってシュワッ!

寒天で固めて ルビー色のデザートとして。

かき氷にシロップとしてかけて。

Happy Cooking!

プロフィール

米沢 玖来乃くりな
自称 Macrobiovegan  マクロビオビーガン
職業:マクロビオティック、ビーガン料理 インストラクター
趣味:料理、一人で自然と戯れる散歩 
Kurina’s Cooking Class

場所:埼玉県入間郡毛呂山町

[開催しているクラス]
マクロビオティックの基本を学べる 初級マクロビオティック
ゆるいマクロビオティック料理を学べる ワンデークラス (ビーガン料理に 似ています。)
ビーガン風のお菓子を 英語を使いながら学ぶ 英語でお菓子作り
4~6人の少人数制で、のんびりとゆったりしたレッスンです。

「Kurina’s Cooking Class」 オリジナルホームページ:
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