世界経済フォーラムで「持続可能なタンパク質」をテーマにした議論開始

動物飼育を伴う畜産業が持続可能な食糧供給方法とは言えないということに多くの人が気づき始めている。
地表面積の2/3をおおう畜産業は環境負荷が高く限界にきており、今後2050年までに73%増えるといわれている人口を養える産業とはいえない。食肉加工大手のタイソンフーズの最高経営責任者でさえ「私たちは現在の肉生産を進化させ、代替肉を探さなければならない」という時代だ。

2018年1月23日には国際機関である世界経済フォーラム(World Economic Forum)の年次会議で初めて「持続可能なタンパク質」をテーマにした議論が開始。同日のセッションでは現在の肉生産システムが持続可能なやり方ではないということが認識された。
この議論のために世界経済フォーラムが用意したペーパーには、畜産業が環境に与える負の影響、畜産業の水消費、抗生物質耐性菌の問題、肉食過多が健康に及ぼす悪影響に言及し、解決策としてクリーンミートや代替肉が提示された。

参照
A Meal Deal for the World: How New Ways of Sourcing Protein Will Cut Emissions and Improve Nutrition

クリーンミートや代替肉の現状についてはこちらをご覧ください。
肉は代替品の時代へ-クリーンミートやフェイクミート

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