動物を守る人間のお医者さん 藤好医師のこと

熊本で現役医師として活躍する藤好建史医師は、大腸肛門の病気の専門家であり、数多くの大腸がんやポリープや肛門疾患の手術を行い、今も藤好クリニックで活躍されているお医者さんです。その関連の書籍や論文も複数見つけることができます。しかし、今彼の活動の中心は直に患者さんを指導されること、講演会などにより広く立ち伝えることにあるようです。
新型コロナウイルスの蔓延が始まる直前の1月、Youtubeチャンネルもはじめられています!必見です。

彼のクリニックは他の病院と全く違うことがあります。それは患者さんの食事療法も含め指導をされていることです。病院には多数の食事に関する書籍が置かれ、玄米菜食を基本とした食材が売られています。

クリニックに並ぶ書籍

熊本でベジマルシェが開かれていましたが、その会場は彼のクリニックだったのです。なんと、藤好先生自ら、おいしいヴィーガンのお惣菜を作るんですよ!
 

クリニックで、医師会のメンバーにヴィーガンのおつまみを振る舞う藤好先生

今このベジマルシェに変わるイベントは、南阿蘇のヴィーガンレストラン泉(せん)で、無料医療相談会とともに開かれています。

藤好先生は、人に手を差し伸べることや人を治療することが、そのまま動物を救うことにつながっているという、人間のお医者さんなのです。

なお、そのエネルギッシュな活動は、人間に向かうだけではありません。NPO法人さくらねうねう(旧名:南阿蘇保護猫支援プロジェクト)の理事長も務めていらっしゃいます。
 

猫のケア中

南阿蘇食堂「泉」のプロデューサーであり、『ヴィーガンという生き方』の著者である猫家知恵蔵さんから、藤好先生について、書いていただきました。
 

医師としてのキャリアだけでなく、南阿蘇食堂「泉」で、シェフをやるようになり、その両輪で前に進むようになってからの藤好先生は、その輝きと速度を増している。

 なんといってもこの人のすごさは、医者でありながら、「食堂のおやじ」的な雰囲気を併せ持っているところだ。そういう人はあまりいない。副業というにはあまりにもしっくり来るその食堂のおやじっぷりに、多くの人が感動し、日曜日はもう予約でいっぱい。道の駅という不特定多数のみなさんのための場所であるにもかかわらず、リピーターさんやそのお友達で、日曜の営業は終わってしまう。

 そもそも医師という職業は究極のサービス業であるのだと思う。人がいる。話をする。なにか提供する。元気になってもらう。この極みにあるのが医者という職業なのかもしれない。その同じことを、反対側から食堂のおやじとして、日曜だけ、白衣からエプロンに着替えて。聴診器をフライパンに持ち替えて。

 この混沌としたクレイジーな時代を生き抜くには、この小気味よい両輪の術、というべきものが必須なのではないだろうか、とわたしはこの人を見ていて思う。

 リモートワークが定着しつつあり、副業の必要性が語られ始めた現在、医師とシェフという究極の組み合わせで走っている人間は、かなり時代を先取りしているのではないだろうか。

 医食同源、ということばは古くからあった。しかし、ことばや思想をよみがえらせ、現代に復活させていくことができるのは、今を生きる生身の人間でしかないのだな、とこの人をみているとつくづく思う。

(知恵蔵)

そんなエネルギーに溢れた藤好のお話をお聞きになりたい方は、アニマルライツチャンネル:藤好医師に聞く[新型コロナ、免疫、そして動物]6月11日夜8時~で!
こちらからお申し込みください。https://arcj.org/news/ar-channel-6-dr-fujiyoshi/

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