エリザベス・オルゼンハウスがニューヨークで立ち上げたシューズブランドで、すべての商品がヴィーガンで作られています。
トミーヒルフィガーなどでデザイナーとして活躍した後、2008年に独自のブランドを立ち上げました。
彼女のヴィーガンのきっかけとなっているのは、アニマルライツのチラシを見たことによる動物に対する扱いを知ったこと。明確にアニマルライツを支持しており、動物実験、工場的畜産、サーカス、動物園、毛皮などに反対しており、アニマルライツ団体を支援しています。
とくに、レザー産業については、自身でなめし工場を訪ねるなどして、今ではレザー反対の先駆者的存在になっているほどです。
ブランドのサイトには、レザーについてこのように書かれています。
「多くの人が、動物への虐待を容認してしまっていて、動物を愛することを体現しようとしません。
多くの人はこの地球を破壊する環境汚染に関与したくないと思っています。
以下のすべて(詳細なレザー産業についてのレポート)は、何年も続いていることです。
これが続くことを許すということは、残虐な行為への、人間の無知と精神の離脱です。
革製品は自然でもなく健康でもない
革製品は持続可能性がない
革製品は人道的ではない
革製品は生物分解性がない
革製品は環境的に安全ではない
革製品は動物を屠畜した副産物ではない
革製品は、商品ではない
すべての命に意識があります。すべての命はつながっています。一人の苦しみはすべての生き物の苦しみもつながっています。」
さらに上記の理由を詳細に説明しています。
http://www.olsenhaus.com/pages/about-leather
革製品は、屠畜した動物の死体から生み出される利益の25%をしめており、これは副産物ではないことを示しています。
革製品をなめす人々の仕事の環境は、クロミウムとホルムアルデヒドが充満した空間であり、これらの物質は刺激性がつよく、さらには強い発がん性をもっています。
日本でも、なめしの工程は日本国内では薬剤を自由に使えないため、中国などの海外に輸出してなめしています。
本来、革はカチコチに固まってしまうもの。もしくは腐敗してしまうものです。
それを、腐敗も一切せず、柔らかい革として、靴やバッグ、ベルトなどに使える状態にするためには、大量の腐敗防止剤と酸化防止剤、柔軟剤、さらに脂肪を薬剤を洗い流す大量の水が必要です。
エリザベスは、このことを真っ向から主張し、革を使わないすてきな靴を作り続けています。