日本でどのような動物実験が行われているのか、実験動物たちがどのような環境で飼育されているのか、動物実験関係者の方々がどのような考えを持って実験を行っているのかなどを知ることができる貴重な資料だと思います。
この本を読んで動物実験について初めて知ったことがたくさんあり、とても勉強になりました。
動物の問題に関心がある人にはもちろんおすすめしたいし、そうでない人にも読んでほしい本だと思いました。
文字を読んだだけで辛くなるような現実が描かれている一方で、海外や日本国内でも動物福祉に配慮した先進的な取り組みをしている施設もあるという事例があり、希望を感じることができました。
他の施設もそういった施設から習えば、動物の扱いを改善していくことができるのではないかと思いました。
世界的な流れとしては、福祉に配慮していく方向に確実に向かっていると思います。
筆者の森さんが取材をする中で、動物実験の関係者に質問をしても回答が無かったりする場面が多くあり、動物実験は私たち消費者の目の届かない場所で行われていることなのだなということを改めて感じました。
取材の中でフラストレーションを感じることも多かっただろうと思い、森さんに深い尊敬の気持ちを抱きました。
動物実験では動物たちが想像を絶する方法で苦しめられていますが、私たちの身の周りは動物実験されて作られた商品であふれかえっており、自分はこれからどのような行動をしていくべきなのかと、動物実験について改めて考えさせられました。
アマゾンから購入できますので、興味のある方はチェックしてみてください。
犬が殺される 動物実験の闇を探る