ディズニーリゾートとUSJを挙げる方が多いのではないでしょうか?
東京オリンピックを控え、 外国人観光客も多く訪れるこの2大テーマパーク。 私も大好きな場所ですが、残念な点があります。 それはCSRでダイバーシティや、 環境への配慮を掲げているにもかかわらず、 この2社のテーマパークでveganメニューが無いに等しいことです。
そこで!!この2つのパークにveganフレンドリーになってもらう署名を立ち上げました!
USJはハリーポッターのエリアに1カ所。それ以外にveganピザを食べられるところが2カ所vegan対応のメニューがあり、ディズニーについてはビュッフェならサラダバーがあるので選べばなんとかなることもありますが、サラダに3000円程度( 季節により多少価格は変動)払わなくてはなりません。 チップス等のスナック程度ならあったり、コースなら対応してくれる店が1店舗ありますが、海外のようにveganマークがあるわけでもなく、あまりにも選択肢が少なく利便性もない為、 日本人の私でさえ行くたびにとても不便ですし、楽しい気持ちも半減してしまいます。 言葉も通じにくい外国人観光客ならなおさら残念な思いをするでしょう。
日本に訪れる観光客の5%が菜食主義者。 海外では日本よりveganやベジタリアン人口が多く、 普通のライフスタイルとなっています。 他の先進諸外国都市ではveganが食事をするのに困ることはほぼありませんが、 残念なことに日本は先進国のなかでも特にveganやベジタリアンが住みにくい場所となっています。
エシカルやサスティナブルの観点から日本でも徐々に広がりつつあるVegan(完全菜食主義者)。日本に住んでいる人の5% がベジタリアン、veganはその中で2%ほど。 たまに菜食を選択するフレキシタリアンは12% ともいわれています。 また世界中で一番信仰されている宗教はイスラム教ですが、 ハラルフードが必要なイスラムの方々もveganメニューなら食べられることを考えるとveganの市場は小さいものではありません。
また、先日の温暖化に対する国連の会議でも発表されたように、 温暖化の一番の原因は車ではなく畜産です。この事実を踏まえ、 国連は地球上の人間一人一人が温暖化防止のために出来るアクションとして、肉類、乳製品等を控えることを推奨しています。
参考:「温暖化ガス排出食」の王者は牛肉、畜産分野の約80% (AFPBB News)
動物のため、環境のため、健康のため、宗教上の理由。 菜食になった人の理由は様々。「菜食ならテーマパークに来るな。 弁当を持ってくればいいじゃないか。」 とおっしゃる方もいるかと思います。( 事実veganについて各テーマパークに問い合わせたところ、「 お弁当を持参して下さい」と言われました。 日本に住んでいるならともかく、旅行客に「弁当を持参しろ」 というのは酷な話。)ですが、 みんなが平等に楽しめる場所こそがテーマパークではないでしょうか?( CSRでダイバーシティやサスティナブルを掲げている企業ならな おさらです。)これが実現すれば、 お客様の満足度もCSRの評価も上がることは間違いありません。 オリンピックを控えた「おもてなし」。 国際的に急務とされる温暖化対策(エシカル、サスティナブル)、 への配慮として、常に時代を引っ張って夢を与えてくれるこの2大テーマパークが、さらに楽しい場所になることを願っています!