【レシピ】ノンフライ豆腐カツ

”カツ“ と言えば ”とんかつ“ を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
とんかつは 日本食でしょうか? 洋食でしょうか?

最初は 西洋の料理を真似て作りだされたものですが 戦後は 一般家庭でも ごく普通に作られる料理となり 日本料理だと思っている人が多いようです。 
まあ、どっちでもいいのですが 外国人の方に “ I love Japanese food !”と言われて そのあとに、「Ramen, Tonkatsu, Sushi,,, 」 と続けらえると 思わず 訂正したくなってしまいます。

日本人は 1200年に渡って お肉を食べることを禁止されていました。
ですから その代わりというか 自然の成り行きとして 大豆を使う料理が たくさん生み出され 発展していきました。  大豆は 現代の栄養学でも その栄養価は立証されていて 「畑のお肉」と言われるくらいです。



大豆の素晴らしいところは その栄養価だけではなくて その用途の広さです。
お豆腐は その代表的なものです。
それこそ 肉食が当たり前になってしまった現代でも 日本人だったら ほとんどの人が 日常的に食べているはずです。
そのまま 冷ややっこにしたり 味噌汁に浮かべたりして めんどくさがり屋の人にも使い勝手がいいですし お値段も安いですから、、、。



その上 このお豆腐は いろいろな料理に変身してくれるのです。
私は 大豆ミートのような加工度の高い食材には抵抗があり めったに使わないのですが 純粋なお豆腐で いろいろな肉もどき、卵もどきのお料理を 作り出します。

以前に紹介したそぼろ丼も お豆腐で作っています。
https://www.hachidory.com/torinikuyamete/00/id=1358

今日は その中から ノンフライ豆腐カツを ご紹介します。
お豆腐が 柔らかくて優しくて とんかつとは比べ物にならない おいしさです!
普通のフライのように 油で揚げていただいてもおいしいと思いますが 今日のレシピでは 揚げずに 焼く方法でお届けします。 使用する油の量がぐっと少ないので よりヘルシーで 後片付けも楽です。 

一般的な揚げ衣には 卵を使用します。 でも 実は フライは 卵がなくても 粉を水に溶いて使えば 卵で作ったのとその違いがわからないような仕上がりになります。 
ですから この豆腐カツは カツの中身だけではなくて 衣もビーガンです。 

粉は 一般的に小麦粉を使います。 でも 今回は小麦アレルギーの人でも作れるように米粉でご紹介しています。 ですから この豆腐カツは グルテンフリーでもあります。 (小麦粉を使いたい場合は 米粉を 小麦粉に置き換えてください。) 

ビーガン仕様のとんかつソースをかけて食べてもよし、おしょうゆをかけてもよし、トマトソースをかけてもよし、ビーガンタルタルソースをかけてもよし、お好きなソースで 楽しんでくださいね。

 

ノンフライ豆腐カツ



材料 (2035個分)

もめん豆腐一丁
塩・コショー、(ハーブソルトもお勧め)
米粉、あるいは 小麦粉 大さじ
米粉、あるいは 小麦粉 大さじ2 + 水大さじ1
米パン粉 あるいは 普通のパン粉 30g ~ 50g

今回は 桜井食品の この玄米ぱんこを使用しました。 
この商品が発売前は コーンフレークをつぶして衣にしていました。
 

菜種油やオリーブオイルなどの 植物性油 小さじ2~小さじ4
お好みで付け合わせの野菜
お好みのソース


必要な道具

  1. 豆腐の水切りをするための重めの重し(石やお米や豆など重いものを入れた容器など)
  2. 水切りするときに豆腐を置くざるとボール
  3. 豆腐に衣をつけるためのバットか 大きめの皿3
  4. オーブン、あるいはトースター (油で揚げる場合は必要なし)
  5. ベーキングシート



下準備

豆腐はキッチンペーパーか布巾でくるみ 重石をのせて 水切りする。 
わざと形を崩すために 重いものをのせて水切りする。
厚さが2㎝くらいになったら まな板の上に取り出す。 
豆腐によって 水分量が異なるので 様子を見て この辺は適当なところではずすといいです。 前日にしておいてもいい作業です。




作り方

  1. オーブン(トースター)を200℃で 予熱しておく。
  2. 水を切った豆腐に 塩コショー(ハーブソルト)を振りかけて 10分ほどおく。


  1. その間に パン粉を炒めておく。 フライパンを火にかけて油を入れる。 油が温まったら パン粉を加える。 最初は中火で パン粉に熱が回ってきたら弱火にして パン粉が きつね色になるまで炒める。

炒め始め

このくらいの色になったら出来上がり
 

  1. 用意しておいた三つのバット(皿)に それぞれ、Ⓐ米粉(小麦粉)、Ⓑ米粉(小麦粉)を水で溶いたもの、Ⓒ炒めておいた米粉パン粉(普通のパン粉)を入れる。
     
  2. 豆腐をⒶⒷⒸの順に 衣をつけていく。

      

  3. ​衣をまとった豆腐を バーキンシートの上にのせて オーブン(トースター)で20分ほど焼く。
    *トースターの場合は熱が近いので 焦げやすいかもしれません。
    様子を見ながら時間を調整してください


     

  4. できるだけ衣が取れないように 優しく スライスして 皿に盛り付ける。

こちらの豆腐カツは 豆腐を一度冷凍してから 解凍して水分を絞り出したバージョンです。 
ちょっと 肉っぽい食感が 楽しめます
 

こちらは 普通の豆腐カツ



こちらは 冷凍豆腐カツ 肉っぽい繊維質になっているのがわかります。



豆腐カツ定食にして。 私は 冷凍せずに水切りしただけの豆腐で作った方が好きです。


豆腐カツカレーにしてみました。(丁寧に切らないと こういう風に衣がはがれてしまいます。)

お知らせ

私は Airbnbというプラットフォームを利用して ”Magical Soy / 魔法の大豆“というタイトルで オンラインの大豆料理のレッスンをしています。 日本語、英語 お好きな方で参加いただけます。 
お一人だけでも 開催しますので 興味のある方は 覗いてみてくださいね。
https://www.airbnb.jp/experiences/1879245


Happy Cooking!

プロフィール

米沢 玖来乃くりな
自称 Macrobiovegan  マクロビオビーガン
職業:マクロビオティック、ビーガン料理 インストラクター
趣味:料理、シャーシャ(飼い犬)との散歩 

Magical Soy 魔法の大豆クラス
Japanese Vegan Sushi ビーガン寿司クラス

Kurina’s Cooking Class

場所:埼玉県入間郡毛呂山町

開催しているクラス: 
マクロビオティックの基本を学べる 初級マクロビオティック
ゆるいマクロビオティック料理を学べる ワンデークラス (ビーガン料理に 似ています。)
ビーガン風のお菓子を 英語を使いながら学ぶ 英語でお菓子作り
 4~6人の少人数制で、のんびりとゆったりしたレッスンです。
「Kurina’s Cooking Class」 オリジナルホームページ:http://kurinascooking.la.coocan.jp/
「Macrobio-vegan Life」 ブログ : https://kurinascooking.blog.ss-blog.jp/
料理検索ガイド クスパ  http://cookingschool.jp/school/kurinascooking

オンラインレッスン:
Magical Soy 魔法の大豆クラス:
https://www.airbnb.jp/experiences/1879245

Japanese Vegan Sushi ビーガン寿司クラス:
https://www.airbnb.jp/experiences/1728883

 

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