「これからの消費生活を考える 」
というサブタイトルのこの本、私たちがなにげなく行っている「買い物」=消費が、今新しい局面を迎えていることを教えてくれる一冊です。
私たちの消費社会はどのように変わってきたのか、
どんな問題があって、社会や行政はどのような対応策を取ってきたのか、
そして、今後の消費のあり方とは、、、
そんな内容がテキスト形式で説明されているものです。
なぜこのHachidoryで取り上げているかって?
冒頭のコラムには、
「いのちを消費する者の責任を考える」
という、お肉を買うときに考えなくてはならない(またはならなくなるであろう)動物たちの現状についてが載っているからです!
ついに、動物たちの苦しみも考えて消費をしよう!というテキストが世に出たわけです。
今後、私たちは、お買い物が投資であることを認識し、その商品がどこから、どのように、何を犠牲にしてやってきたのか、知る義務があります。人権について考えなくてならないし、動物の権利について考えなくてはならないし、これからの地球環境のことも考えなくてはならないといった新しい視点が含まれた、教科書です。