ゴキちゃんと穏やかに地球を分け合う。倫理的なゴキブリ対策

ゴキブリだって必死に生きている。悪さをするわけでもないから殺したくない、、、でも無理~~~~というあなたへ。
というか、私もゴキちゃん意味もなく怖くて、でも殺せないし、必死で追い出して、疲れ果てるということをしていました。しかし、ゴキちゃんにとっても、私にとっても良い方法がありました。
方法は一つではありません。ぜひいろいろ試してみてください。

ゴキブリにはクローブ

クローブ=丁子を、排水管の近くとか、冷蔵庫の裏とか、侵入口と思われる場所に置くだけで、ゴキちゃんに「ここは入っちゃだめよ」と伝えることができます。
クローブ本体でもいいし、クローブオイルでもいいようです。
クローブ本体は、それを袋(お茶っ葉を入れる袋など)に入れて、各所に置いたり吊るしたりしておくだけです。
クローブ精油(アロマオイル)の場合は、コットンなどに含ませて同じように置いておきます。
クローブ精油をアロマとして、ディフューザーなどで部屋中に拡散してもよいでしょう。
※人間以外の動物と同居している場合は、アロマはやめたほうが良いとの情報でした。お気をつけください。また固形のものも舐めないようにしてください。

オイルをかけても死んだりする効果があるわけではなく、忌避効果があるものです。境界線を教えてあげる、というものです。
つまり私はエリア内でゴキちゃんに出会わなくて済むし、ゴキちゃんからしても人間に追い回される危険性を回避できるわけです。

レモンも効くというのを見たことがあります。他にも忌避効果のあるものあるかもしれません。

 

残酷な罠と残酷な農薬と残酷なホウ酸団子

虫が痛みを感じるのか、、、この点は議論中という感じですが、痛みや恐怖を感じるのでなければ生きていけないのではないか・・・という気はします。でもやっぱりかわいそうって思いますよね。

ゴキブリホイホイ

ゴキブリをネットリした罠で捉えてそのまま餓死させる手法です。

食べて巣に持って帰って全滅系

CMなどでよく見かけるようになった黒い物体。毒エサを食べさせ、そのゴキちゃんが巣に帰ってその子の糞を群れが食べると全滅するというもの。

このタイプのゴキブリ対策グッズには、ゴキブリがかわいそうなだけでなく開発段階で動物実験が行われています。殺虫成分は動物実験を経ることが義務付けられています。

成分はフィプロニル(フェニルピラゾール系)です。
中枢神経系の正常な機能を破壊し、哺乳類などよりも昆虫に作用が強いとされています。

フィプロニルは2017年にはEUで使用が禁止された農薬でネオニコチノイドと同様の危険性を指摘されています。人体に取り込まれた場合は吐き気や嘔吐などなど症状がありますが、長期に渡り摂取した場合にはより影響が出る可能性があるようです。WHOなどは毒性を低~中程度としていますが、日本政府は、一定量食べ続けても健康に害はないと行っており、なんだかとても怪しい情報に思えます。

ホウ酸団子

昔からよく使われてきたホウ酸団子。これを食べると脱水状態になり、死亡します。
「ゴキブリは表皮と経口の二ヶ所からホウ酸の毒を摂取し、脱水症状を起こし、水を求めてさまよう」そうです。
そんな苦しみをあなたは与えたいでしょうか。見た目が嫌いなだけで、悪さをしていないのに・・・?
(ホウ砂も同じような作用です)

穏やかに共存

ゴキブリの歴史は人間の歴史なんかより遥かに長く、恐竜より前から存在するのです。そんな動物に、人間が太刀打ちできるわけないと考えたほうがいいのではないでしょうか。
残酷な罠、残酷な農薬、残酷なホウ酸団子系ではなく、自分たちの小さなテリトリーを教えて上手に地球を共有しましょう。

 

参照
http://npic.orst.edu/factsheets/fipronil.html
http://apps.who.int/pesticide-residues-jmpr-database/pesticide?name=FIPRONIL
http://npic.orst.edu/factsheets/archive/fiptech.html
http://www.tsuboichi.co.jp/test/wordpress/wp-content/uploads/2012/12/f345cdbe1281645865020abfdc9870c7.pdf

 

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