医師の団体Physicians Committee for Responsible Medicine(PCRM)が展開しているファーストフードを病院から排除しようというキャンペーンが、少しづつ成功を収め始めています。
PCRMが求めているのは、すごく当たり前で、誰もが理解できる内容です。
- ホットドッグを含む加工肉の提供を禁止し、病気に対して抵抗力をつけられる植物ベースの食事を提供することにより、患者とカフェテリアのメニューを改善すること
- 病院が導入するレストランは、健康で低脂肪でコレステロールフリーの食事のみを提供すること
キャッチコピーはこれ。
"Your heart's not lovin' those cheeseburgers."
マクドナルドのキャッチコピーをちょっと変えて作られていて、とても納得&キャッチーですね。
http://www.star-telegram.com/news/local/community/fort-worth/article166128747.html
看板広告や電車広告などもうっています。
そしてあなたの地元の病院に、ファーストフードフリーになるよう要望してと訴えています。
まだマクドナルドをテナントとして入れている病院はアメリカでも多いですが、以下の病院はすでに病院内のマクドナルドを閉鎖しました。
Hospitals that have recently closed McDonald’s
As of December 2016
Abbott Northwestern Hospital in Minneapolis, Minn.
McDonald’s closed 2016Children’s Hospital Los Angeles in Los Angeles, Calif.
McDonald’s closed 2015Cleveland Clinic in Cleveland, Ohio
McDonald’s closed 2015Driscoll Children’s Hospital in Corpus Christi, Texas
McDonald’s closed 2015Grady Memorial Hospital in Atlanta, Ga.
McDonald’s closed 2016Memorial Regional Hospital in Hollywood, Fla.
McDonald’s closed 2014Norton Children’s Hospital in Louisville, Ky.
McDonald’s closed in 2016Rady Children’s Hospital in San Diego, Calif.
McDonald’s closed 2016Riley Hospital for Children in Indianapolis, Ind.
McDonald’s closed 2013Truman Medical Center in Kansas City, Mo.
McDonald’s closed 2012
さて、日本はどうでしょうか。
日本では患者の健康などよりも、企業利益が優先される社会です。
事実、日本の病院食には未だに牛乳や乳製品が出され、ファーストフード店が入っている病院も少なくありません。また患者が買い物ができる病院内のコンビニエンスストアの品揃えも、健康的なものにはなっていません。
病院にいくたびに不思議に思います。
少しググってみると、埼玉医大、藤田保健衛生大学病院店がでてきました。
マクドナルドでなくとも、ファーストフードが入っているところは多く、特に私が多いなと感じるのはドトールでした。いまや日本人は牛乳入りのパンにベーコンやハムや卵を挟んだものですら健康的だと感じるのでしょうか。
肉や乳製品や卵製品が体に悪いという根拠は多数あります。
これらのメニューが日本人の体に合った食事だとも思いません。
もちろん、病院にお見舞いに行っても、入院しても、ヴィーガンのものは基本的にありません。
全てをヴィーガンでというのは難しいとしても、選べるようにしてほしい、、、。そして病院という特別な場所であるのだから、その社会的責任として植物ベースのカフェレストランに変えていってほしいものです。
みなさんも病院に声を届けていきましょう!
なお、入院したときのヴィーガンがとるべき対応はこちら。
http://www.hachidory.com/beauty/00/id=466