Kurina’s Cooking Classのくりなさんよりレシピいただきました。
豆乳と玄米だけで作れるの!?と驚きです[emoji:140]
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「牛乳は飲まないけど、ヨーグルトは 発酵食品で善玉菌を増やしてくれて体にいいから食べるんです。」
こんなセリフを聞くことはありませんか?
発酵していても、牛乳は牛乳です。
牛乳のたんぱく質は人間の体ではうまく分解されず、毒素として体のどこかに残ってしまいます。ヨーグルトになると生の牛乳よりは、消化不良が起こりにくいというのは事実のようです。でも、最終的に分解しきれることはなく、水晶体に隠れて残ってしまうという説もあります。
いずれにしろ、どう考えても牛の赤ちゃんたちのために出てくる牛乳を、いい大人の人間が飲むなんて、おっかしな話です。牛乳は人間が横取りすることなく、牛の赤ちゃんにあげなくてはいけませんね。
ヨーグルトは、いろいろな方法で作ることができます。今月はその一つ、畑のお肉といわれる大豆から作られる豆乳と、生命力あふれる玄米から作る方法を伝授します。
玄米が発酵し、乳酸菌も生み出され、甘みを含んだ独特の芳香が魅力のヨーグルトです。果物と一緒に食べてよし、そのまま食べてよし、水分を切ってチーズとしてお料理に活用することもできます。
材料
- 豆乳 250㏄
- 玄米 大さじ2
必要な道具
- 300㏄容量以上のガラスの保存瓶
- 瓶を消毒する大き目の鍋
- 熱湯から瓶を取り出すための厚手のゴム手 あるいは、瓶はさみ
作り方
1. 保存瓶は、煮沸消毒か、太陽の下で日光消毒する。 煮沸消毒の場合は、鍋に保存瓶が隠れるくらいの水と一緒に入れて火にかける。 沸騰してから5分ほど火にかけ、取り出す。
*注意:瓶は 水の状態から入れること。 沸騰してから入れると、瓶が割れてしまいます。
2. 瓶に玄米と豆乳50㏄を入れる。そのままの状態で、丸一日置く。
*25℃から28℃の環境が最適。
夏は日中は冷蔵庫に、夜は部屋に置くといいでしょう。
冬は暖房のきいた部屋に置きます。
3. 翌日発酵してトロ~ッとなったのを確認して 豆乳100㏄を加える。
下の玄米が踊らないように静かに加えること。かき混ぜないで、そのまま半日置く。
*トロ~ッとなっていない場合は、さらに半日~1日おいてみる。
4. 再びトローッとなったのを確認して、さらに豆乳100㏄を静かに加える。
5. 半日くらいすると固まっている。冷蔵庫に保存する。
取り出し方と継ぎ足し方
■下の玄米がある部分には触れないようにして、上の部分をすくって取り出す。そして豆乳を適量継ぎ足しておく。そうすることによって繰り返し作ることができる。だんだん酸味を帯びてきたり味が変わってきたりするので、その場合は、新しいのを作り直すといい。
ポイントと水切りの仕方
■夏は雑菌も繁殖しやすいので 瓶の消毒をちゃんとした方がいいです。
■室温が高すぎると短い時間で発酵し過発酵となり、分離気味になります。
夏は冷蔵庫を活用して、温度が高くなりすぎないようにします。
■豆乳の種類によって、できあがりにも差が出ます。
水分の多い薄い豆乳で作った場合は、できあがりも薄目にできます。固めのヨーグルトにしたい場合は、下のようにして水切りします。好みの固さになったところで重石を外して、瓶に移します。
ボールの上にざる、その上にキッチンペーパーをしいて、柔らかいヨーグルトを入れます。
上のお豆の瓶は、重石として使っています。
(注:柔らかすぎる場合は重石を置くとあふれ出てきますから、重石はおかないで水切りします。)
しっかり水切りするとチーズのようになります。
塩麹と混ぜ合わせてクラッーカーにのせて食べてもいいですし、チーズケーキの材料にも使えます。
水切りした後の液体は、栄養豊富なホウェーです。
このまま飲んでもよし、スープに加えてもよしです。
この液体に豆乳を加えると、再びヨーグルトにもなります。
柿が豊作の今の時期、柿にかけて食べてもおいしいです。
柔らかめの柿はブレンダーでペーストにしてしまえば、こんな風にもできます。
お通じの調子が悪い人には、とても効果があるようです。
ただ、豆乳は、体を冷やしてしまうものですから、これからの季節には、食べすぎにご注意を、、、。