書籍「動物・人間・暴虐史」

人類がおこなってきた動物の「家畜化」は肯定的にとらえられている。
動物を運搬に使い、食料にし、衣類や飾りに使用する、それらが人類の発展につながったと、ほとんどの人はそう考えているのではないだろうか。

しかし本書では動物の「家畜化」が諸悪の根源だという。
戦争や貧困、病気の蔓延、殺人、暴力、自然破壊
それらは動物の家畜化に由来すると、史実を元に明らかにされていく。

暴力行為が、動物をおとしめて搾取するという行為に密接に結びついていること
戦争は、家畜を放牧する土地と家畜の飼料を育てる土地を得るために行われてきたこと
家畜飼養の土地を得るために、大量の野生動物と先住民が虐殺されてきたこと
新型インフルエンザの要因が、家畜の大量過密飼育にあること

これらがつぶさに本書では語られている。

なぜ戦争が起こるのか、
なぜ貧困があるのか、
なぜ子供が飢えて死ななければならないのか、
なぜ格差があるのか、
なぜ環境破壊が止まらないのか、

これらの疑問を抱き憂う人にはぜひ読んでいただきたい。
何が原因で自分は何をすべきなのかが、この一冊に集約されている。

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