今月は 岐阜県、愛知県、長野県などの山間部の郷土料理 ”五平餅“を ご紹介します。
日本のソールフード、ご飯とおみその組み合わせです。
ごはんとお豆の組み合わせは 栄養学的に見ても 最強です！
その上、お味噌は 大豆の発酵食品ですから 胃腸にも優しく 消化吸収もいいです。
この五平餅、ごはんとお味噌の他に 材料としてたっぷりの胡麻とくるみやピーナッツなどのナッツ類が 欠かせません。
ですから お米と大豆の組み合わせから得られる栄養素に加え さらに タンパク質やカルシウムも補強された ビーガンでヘルシーなおやつなんです。
川のそばに落ちていたたくるみと地元の落花生
現代、多くの若い人や外国人に日本食と思われている料理は ビーガンでもなければ ヘルシーともいいがたいものが ほとんどです。
でも 日本人が長い期間に渡って 日常的に食べていたものは 実は この五平餅のようにビーガンで ヘルシーなものが多いんです。
私の一、二世代前には 人工的に作り出された不自然な食料品というものが存在しなかったので 身体に入るものは 純粋で自然なものでしたし 粗食でも 柱には お米と大豆が ありました。
ですから その時代の人々は現代人に比べて よっぽど血はきれいで 身体は丈夫だったのではないかと思っています。
（ラーメン、鶏のから揚げ、和風ハンバーグ、カレーライス、和牛料理などは 近代に入って食されるようになった食べ物で 日本食と言ってしまえばそれまでですが 決して 和食ではありません。）
それと 話したいこと もうひとつ、、、。
ビーガンスウィーツというと ココナッツオイル、メープルシロップ、ココアパウダー、アーモンド、バナナなど 日本では生産できないようなものが たくさん登場してしまいます。
でも 和菓子は 日本の風土が産んでくれる材料で作れます。
そして そのほとんどが 意識せずともビーガンです。
地元の材料を取り入れることは 身体にも環境にも 人権や動物権という点から見ても はるかに負担軽減です。
和菓子、見直してみませんか？
五平餅 寒い季節になると より「おいしいな～！」と 思えるおやつです。
是非 作ってみてくださいね。
甘いおやつよりも 塩気のあるお料理の方に興味のある方のために 最後に 五平餅のたれを利用したお料理も紹介しています。
五平餅
材料 （3個分）
炊いたご飯１合分 （約150g）
たれ
味噌 大さじ1/2～1
みりん 大さじ1
しょうゆ 小さじ1/2
てんさい糖 大さじ1/2～1
胡麻 小さじ2～ お好みの量
くるみ、または 落花生 15g～お好みの量
お好みで
柚子の皮
しょうがのしぼり汁
必用な道具
アイスキャンディー用の木の棒、 アルミフォイル、 ベーキングペーパー
作り方
1．たれを準備する。 胡麻とナッツ類は 煎ってから すりこ木やブレンダーなどで 細かく砕いておく
2．鍋に 味噌、みりん、しょうゆ、甜菜糖を入れて 火にかける。 クツクツしてきたら 砕いたナッツ類を加えて混ぜ合わせる。
3．炊いたご飯は ボールかすり鉢に入れて すり簿などで 半つぶしにする。
＊残り物のご飯を利用する場合は 温めておきます。
4．3等分して丸めてから アイスキャンディー棒を刺して 平に成形し しっかりとくっつける。
5．棒が出ている部分にアルミフォイルを巻く。
＊焼いた時に 棒が焦げないようにするためです。
6．ベーキングシートの上に並べてから オーブントースターか魚焼き器に入れて うっすらと茶色くなるまで焼く。
＊メーカーによって焼き具合は変わるので 様子を見ながら 焼いてください。
7．焼いたご飯の上に 準備しておいたたれを塗り ふたたびトースター（魚焼き器）に入れ ちょっと焦げ目がつくくらいまで焼く。
8．お好みで 柚子の皮やしょうが汁をふりかけて いただく。
こんな風にタレが ごはんからこぼれ落ちて 焼けてしまうこともあります。
そんな時は その部分をベーキングペーパーからはがして カリカリそのまま食べてもおいしいですし こんな風に サラダのトッピングにしても おいしくなります。
このたれだけでは甘すぎるので ビーガンマヨネーズと混ぜて ドレッシングソースにします。
（ビーガンマヨネーズにさらに お酢とオイルを加えると ゆるりとなってドレッシングっぽくなります。）
旬の 赤や緑やピンクの大根と人参を蒸して このドレッシングをかけてみました。
この季節の大根は 蒸すと甘みが増して 最高においしいです。
参考
これまでの味噌を利用した料理レシピ
ほっこり味噌汁 https://hachidory.com/food/00/id=12434/
昆布だしの味噌汁 https://hachidory.com/food/00/id=12446/
ビーガン粕汁 https://hachidory.com/food/00/id=757/
ビーガンラーメン https://hachidory.com/food/food-category/chu/veganramen/
豆腐サラダ味噌ドレッシングがけ https://hachidory.com/food/00/id=12333/
味噌作り、私の作るビーガン料理ランチ、マクロビオビーガンについてのお話に興味のある方には こちらもお勧めです。
https://www.airbnb.com/experiences/1223680
Ｈappy Cooking！
プロフィール 米沢 玖来乃くりな 自称 Macrobiovegan マクロビオビーガン 職業：マクロビオティック、ビーガン料理 インストラクター 趣味：料理、一人で自然と戯れる散歩
Kurina’s Cooking Class 場所：埼玉県入間郡毛呂山町 [開催しているクラス] マクロビオティックの基本を学べる 初級マクロビオティック ゆるいマクロビオティック料理を学べる ワンデークラス （ビーガン料理に 似ています。） ビーガン風のお菓子を 英語を使いながら学ぶ 英語でお菓子作り 4～6人の少人数制で、のんびりとゆったりしたレッスンです。 「Kurina’s Cooking Class」 オリジナルホームページ: http://kurinascooking.la.coocan.jp/ 「Macrobio-vegan Life」 ブログ : https://kurinascooking.blog.ss-blog.jp/ 料理検索ガイド クスパ： http://cookingschool.jp/school/kurinascooking [オンラインレッスン] Magical Soy 魔法の大豆クラス: https://www.airbnb.jp/experiences/1879245 Japanese Vegan Sushi ビーガン寿司クラス: https://www.airbnb.jp/experiences/1728883
